森づくりの舵取り技術~管理計画づくりをしてみよう
都市(まち)に残されたわずかな森。いろいろな「オモイ」が存在します。
「子どもたちの遊び場にしたい」
「もう一度、材が取れるようにしたい」
「生き物がすみやすい森にしたい」
「花を植えてキレイにしたい」
「見通しをよくして安心して歩きたい」
「草刈りで汗を流してオイシクビールを飲みたい」
・・・かかわる人が増えたことで、森への価値観が多様化し、自然への負荷が強くなっただけではなく、森づくりボランティアグループ内での合意形成もむずかしくなっています。
今、次世代へむけての森づくりを担う「舵取り役」が必要とされています。
地主さんが、自分の持っている森を手入れすることはあたり前のことですが、地主さんは他にいたり、公共物となっている森の場合は、関係者(地主・地域・活動団体・行政)と各方面の専門家で、緑地の管理方針を作成し、共有する必要があります。
NORAでは、森づくりの考え方として必要な「順応的管理」(計画してやってみて考えて、適宜修正をしながらすすめていくこと)を、ボランティアの大多数を占める会社員に理解してもらえるよう、「森づくりのマネジメントサイクル~PLAN・DO・SEE」を、平成15年に提案しました。
とくに、計画づくりでは、「森を知ること」「森に対する内部外部のオモイを知ること」「森の将来像(ビジョン)の共有をすること」が重要で、「合意形成」がキーワードとも言えます。
「森づくりボランティア」の最大の役割は、次世代に向けて、地域の緑の多様な恵みを得られるように維持していくことでしょう。そのため計画づくりには、個人の想いを社会の想いとして合意形成していくとともに、社会に向けて「ゴール」を提示し、理解を得るための情報提供(説明責任)が大切なのです。
NORAでは、昨年度「管理計画づくり(舵取り技術)を身につける講座」を開催しました。今年度は、管理計画づくりのプロセスの重要な柱となる「ミルマップワークショップ!」のノウハウ冊子づくりをすすめています。

















