里山とは

[NORA的日常] ひねもす里山

恩田の杜霊園視察

今日は雨の中、夕方16時に恩田の谷戸へ行きました。
ここでは、恩田の谷戸ファンクラブが20年近く保全活動を続けています。
私は、すっかり現場での活動から足が遠のいていますが、
会計担当を務めながら、できる範囲でかかわり続けています。

恩田の谷戸には、番匠谷と牢場谷という2つの谷戸があり、
これらを次世代に受け継ぐことが恩田の谷戸ファンクラブのミッションですが、
北側の牢場谷には「恩田の杜霊園」という約1haの墓地ができつつあります。
すでに造成工事はほぼ終わり、これから管理棟ができると、
いよいよ墓石が運ばれてきます。
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この墓地開発は福昌寺というお寺さんによるものですが、
今日は、この件でコンサルタント業務を受けている
シーアンドエープランニングの宮脇氏から現地で説明を受けました。
恩田の谷戸ファンクラブ側は、私を含めて3人が出席しました。
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この開発案件については、すでに私たちが知ったときには、
開発を止められる状況ではありませんでした。
そこで、谷戸の生態系、景観を破壊しないようにしてほしいと、
直接、事業主の福昌寺と交渉する場を持ちました。
さらに、排水、植栽などについて協議するように申し込んでみましたが、
十分に説明するので、協議書は交わすつもりがないと言われました。
その後、いくつかの提案は受け入れられたようですが、
結局、予定どおりに墓地が建設されることになりました。
私が(また、恩田の谷戸ファンクラブのメンバーも同様ですが)心配しているのは、
この墓地開発のために取り付け道路ができたため、
これをきっかけに、さらに開発が拡大するのではないか、ということです。
以前、福昌寺宛てに送付した協議書(案)に記した文章を掲載しておきます。

ご承知のように「恩田の杜霊園」の建設が予定されている牢場谷戸は、横浜市の「緑の七大拠点」の中にあり、「里山環境を形成する貴重な緑地」として保全する領域となっています。また、「横浜市の今後の市街化調整地区のあり方について」の答申(平成19年2月6日)による「保全Ⅱエリア」としても位置づけられており、「今後保全措置を講じる位置づけのある一定規模以上の樹林地」の一部を構成しています。この答申によると、「保全Ⅱエリア」は「まとまりのある緑地として保全」されるべきであるものの、「現状の自然的土地利用の法的な担保がまだされていない」ために、徐々に墓地などの都市的土地利用へ転換されているという課題が指摘されています。このように重要な緑地・農地でありながら今回の墓地計画を立案できたのは、答申が指摘しているように、現行制度の限界によるものと認識しております。貴法人におかれましては、このことをぜひご留意いただきたく存じます。加えて言うまでもないことですが、さらなる墓地開発が実行されるとしたら、社会的な損失は大きく、将来に禍根を残すことになるであろうことを付け加えさせていただきます。  また、今回の開発規模は1万㎡未満に抑えていますが、周辺に新たな墓地開発が続くと、それらを合計した数値は市街化調整区域で許される面積を越えてしまいます。少なくとも、当該地付近において貴法人が関わる墓地開発の合計が1万㎡を超えることがないよう確認させてください。私たちは、貴重な自然・生態系と横浜の原風景が残っている谷戸が、いわゆる「墓地の谷戸」になってしまうことを心配しています。将来計画は白紙とのことですが、別院の建設を当該地周辺に計画されているようにも伺っております。本件以降も墓地計画の構想を温めておられるのであれば、ぜひご検討をお控えくださいますようお願いいたします。
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(M_M)

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