里山とは

[コラム] 釜飯仲間・おこげのお話

第3回 釜飯仲間・おこげのお話

 雨が降る。雪も舞う。やがて、大地にたっぷりと潤いが満たされるころ、
 野山に若い緑が甦る。春が待ち遠しい。だが「はまどま」には、
 もう春が差し込んでいる!

 うりずんのごとに肝心持てば 浮世荒波も糸の上から
 (うりずんのような気持ちを持てば浮世の荒波も絹の上のように穏やかだ)
うりずんの詩=作詞・作曲 八重山の唄者仲宗根長一氏

 八重山では、麦の穂が出るころから稲の穂が出るころまでを「うりずん」
 と言い、特別な思いを抱いて人々は過ごしてきた。その年の五穀豊穣を祈る
 季節でもある。

 一足早く「はまどま」で春を感じることができたのは、「窓」のおかげ。

「はまどま」の窓。

 年末の大掃除で磨きぬかれたピカピカの窓から、向かいの家の朝日に映え
 る橙色の夏みかん。夜の闇に光る家の灯り。ご近所の景色が飛び込んでくる。
 通りすがりの人が「はまどま」をのぞいてくれる。

どうぞ、どうぞ!見ていって!

 お母さんと子どもたち。おばちゃんはお散歩?それともお買い物?同じビル
 で暮らしているおじちゃんたち...みんなここが気になっていたんだねぇ!

 今年の「はまどま」にはどれだけ多くの人たちが訪れてくれるでしょう。
 人が集うと「はまどま」は明るくなる。温もりと潤いで満たされる。

 私たちの祖先は、自然と共に生活し、生活の中で祭りを大切にしてきた。
 集まることが日々祭りみたいににぎやかで遊び心をいつも忘れない。うれしく
 て、たのしくて、わらっちゃう。「はまどま」に来る人が喜んでくれて、自分
 も楽しめる。誰もが笑顔でいられる日常。

 「うりずん」のような気持ちの日常。
明るい窓の輝きを甦らせるような奴がいて
 「はまどま」にうりずんの気持ちが広がるのだ。そして、街にも『春』が...。
  
 * はまどま...http://nora-yokohama.org/mura/  
    (おもろ童子)


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